hey Product Blog

こだわりを持ったお商売を支えるプラットフォーム「STORES」の開発チームによる技術ブログです。

論より動くもの.fm 始めました

CTO 藤村がホストとなって、技術や技術にまつわることについてざっくばらんに話すPodcast、論より動くもの.fmを始めました。

初回は、藤村がどうやってプログラミングを習得したのかについて話しています。

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テキストで読みたい方は下記からどうぞ。

どうやってプログラミングを習得したのか

藤村:論より動くもの.fmです。論より動くもの.fmは、heyのCTOが技術や技術にまつわることをざっくばらんに話すPodcastです。ということで、みなさんこんにちは。heyのCTOの藤村です。今回は1回目ということで、このPodcastをやる発端になったえんじぇるさんを招いています。


えん:こんにちは、えんじぇるです。heyで広報をやっています。去年から採用広報をやっていて、藤村さんと週1くらいで発信してください、ブログを書いてくださいというミーティングをする担当をやっていました。


藤村:わりと頻度高く話していますよね。えんじぇるさんは最近どうですか?


えん:ダンスを始めようと思って、ダンスレッスンに行ったら大変でした。


藤村:力量差が大変なんですか?


えん:体力がないというのが…ダンス経験はあるんですが、7、8年経っているので全然体が動かない。そして90分もレッスンがあり、ストレッチや筋トレがあって、後半で振り入れがある。先生が前で踊ってくれるのを真似して踊るんですけど、それなりの難易度で体も頭もついていかない。90分間ヒーヒーしてました。


藤村:感覚を取り戻している感じなのか、それもないのかでいうと、どうですか?


えん:何も取り戻せないまま90分が終わりました。すごいつらいなって思ったんですけど、何かを始める時、やり始めってつらくないですか?


藤村:どうだろう。僕、やり始めがつらかったことはそんなにないかもしれない。


えん:藤村さんは音楽をやってると思うんですけど、楽器はやり始めから楽しいものなんですか?


藤村:中学2年生の時からギターをやり始めたんですけど、中2だとがむしゃらに1日4時間くらいギター触ってるんで、気づけば弾けるようになってて楽しいんですよね。


えん:プログラミングは最初から楽しかったんですか?


藤村:プログラミングは、始めは高校生か大学生の時にPerlの本を買って読んでみたんですけど全然わからなくて「俺には絶対できない」って思ったんですよね。

しかし、社会人、一番最初の会社でプログラミングをやることになった。プログラミングやりたくて入ったわけじゃなく、たまたま入ったんですよ。たまたま入った会社でプログラミングをやることになった。なので、バイトのレジ打ちと同じ感覚なんですよ。つらいとかつらくないとかないんですよね、「レジ打つの最初どうでした?楽しかったですか?」てないじゃないですか。仕事なので、早く終わらせたい、楽しい楽しくないとかなかったですね。


えん:その仕事が、これは楽しいなと思った瞬間があったから、プログラミング、エンジニアの道に進んだと思うんですけど、それはどこのタイミングだったんですか?


藤村:2年目くらいの時に、創意工夫を求められる仕事をやることになった。やってみると意外と面白かった。面白かったかはわからないけど、うまくできたんですよね。クオリティの高いものができると気分がいい。クオリティの追求のしがいもある。当時は気付いてなかったけど、一定の適性があったんだと思う。これなんか面白いな、大人のレゴブロックじゃんって。

作っていると、もっといいものを作りたくなってくる、そこらへんからこれは夢中になってやれるよね、という捉え方になっていた。なので、最初にプログラミングを習得するつらい時期はワープしているんですよ。粛々とやっていた。社会人1年目のころはどうやったら定時ぴったりに帰れるかが重要でした。2年目くらいもそうかな。早く帰るための努力が技術の習得につながった気がします。


えん:そういう気持ちではじめたプログラミングで、好きになって夢中になってたらCTOになったんですか?


藤村:そうなんですよ。偶然ですよね、タイミングよかったんでしょうね。途中、プログラマーだとキャリアが大変そうと思って、コンサルタントになろうかなぁ、有名コンサルティングファームに応募したら受かるかなぁとか思っていた時もありました。


えん:そんな時期もあったんですね。


藤村:あと、インフォメーションアーキテクトになりたい時期もあって、そういうタイプの会社を受けていました。ショッピングカートの画面遷移をホワイトボードに書いてくださいって採用試験があって、あと1歩でインフォメーションアーキテクトになるところでした。


えん:ならなかった理由はあるんですか?


藤村:最終面接で落ちました(笑)。懐かしいな。でも、プログラミングをこんなにやるとは思ってなかったですね。


えん:それだけやれるほど、深堀りしがいがあるってことですよね。


藤村:だと思いますよ。大人のレゴブロックって言いましたけど、そういうのを小さい時にやってた人はハマるんじゃないですかね。大人のレゴブロック×現代文×数学の応用問題って感じなので。


概念整理バトル

えん:藤村さんとエンジニアリングの話をした時に、これでお金もらえるの最高じゃんって言ってましたね。


藤村:大学の時に哲学をやっていて、分析哲学をやっていました。諸説ありますが、分析哲学はいろんな概念をつかって、物事を整理していくバトルなんですよ。例えば、正義という概念はどうやったら誰しもが納得する形で理論付けられるかみたいなのをやるんですよね。誰かが何かを知っているというのは、どういう条件が揃っている時に何かを知っていると言えるのか、これを言えるようになると知識というのが何なのかを概念として精緻に、みんなが納得する形で作れるよね、という概念整理バトルなんですよ。もうちょっとわかりやすく言うと屁理屈なんです。どれだけ説得的で整合性のある屁理屈を言えるかっていう。哲学は戯画化するとそういう面があると思っています。

プログラミングは入力があって出力がある。その間を適当に書いてるとわけがわからなくなる。あみだくじがぐちゃぐちゃになっちゃう。なので、人間が認識して、これはこれをやっているところと整理する。例えば、データベースを読み太郎、JSON作り太郎、リクエスト受け太郎、みたいないろんな登場人物がいて、それぞれを整合性があって一貫してて、何をやっているかわかるパッケージに押し込めていく、それが組み合わさることでプログラムを書く。これ、哲学でやったことあるなぁと思って。プログラミングも概念整理バトルなのね、屁理屈で金がもらえるってこと?!てなったんですよね。


えん:藤村さんの得意分野にハマったんですね。


藤村:物事を整理して、一貫性のある形にして整理するっていう筋トレを大学でずっとやっていたので、それは活きるし、その時に身に着けたお片付け術が役に立っている。なので、僕はみんな哲学を勉強すればいいんじゃないかなって思うんですけど、こういうのってみんな自分のルーツにあるものを重要だと主張するじゃないですか。それと一緒だなと思っているんで、声高に主張するのはたまににしようかなと思っています。


えん:この回はどうやって終わるのがいいんでしょう。


藤村:時間じゃないですか。時間制限がないと永遠と与太話が続くタイプのPodcastだと思うんで。


えん:最終的には動くものを作らないといけないですからね。


藤村:論より動くものといいつつ、論が動くものに役立つじゃんっていう。プログラミングという仕事について言うと、自分の論で、社会に役に立って、人々の富が増えて、株主にリターンを返せて、自分もお金がもらえてすごいみたいなのが発見でしたね。論で動くもの.fmになっちゃいましたね。


えん:そうですね、テックバリューも名前を変えないと。


藤村:論より動くものっていって、動くものだけ出してきたら「論を整理しろよ」って文句を言うタイプの人間でもありますが。


えん:どちらも大事だけど、動くものもちゃんと作ろうねっていう。


藤村:動かない論はアカデミアでやればいいと思うんですよ。それはそれで科学とかを前に進めているから重要だと思う。でも、せっかく実業界にいるんだったら、動くものに最終着地させて、俺の論どう?今、動いてるけどって言えるほうがいいんじゃないですかね。


えん:いい話ですね。では、このへんで。


藤村:はい、第1回ありがとうございました。みなさんごきげんよう


次回もお楽しみに!