STORES Product Blog

こだわりを持ったお商売を支える「STORES」のテクノロジー部門のメンバーによるブログです。

リモートワークになって QAチームはどう「品質」と関わっていくか

はじめに

テクノロジー部門決済本部QAグループのめありです。2020年2月半ばから原則リモートワークに切り替わりました。
思えばちょうどバレンタインデーで、メンバーとチョコ🍫の話をしたことを覚えています。
コロナの前は週一でリモートワークは可能とされていましたが、メンバー全員がリモートワークになるのはもちろん初の体験。
その中でどうQAとして向き合っているか、ここでお話したいと思います。

そもそもQAとは?なお話は以前記事にさせていただいたので、ぜひご覧ください。

検証端末の分担・管理

f:id:hey_mary:20211022170624j:plain
100以上の端末や機材を管理しています
テストに必須なのは検証端末、テストカードや様々な検証機器たちです。これがなければテストできません。
何より苦戦したことは、誰がどの端末を持ち帰るかなどの調整です。
プロジェクトのスケジュールもあるし、この状況もいつまで続くのか先が見えないので端末の調整はとても難しかったです。
またたくさんの端末を管理するQAでは、紛失や故障などすると会社全体に関わってしまうため取り扱いや管理には十分注意するよう心がけています。
リモートになって1年半年以上ですが、幸いメンバーの優秀な端末管理によりトラブルはまだ一度もありません。
ただ端末が多く、全ての端末をメンバーが持ち帰っているわけではありません。テストなどでどうしても必要な端末や機材等があればその都度必要なメンバーだけ会社出社をしている場合もあります。

コミュニケーション

チーム内ではもちろん他チームとも関わりが多いQAチームでの主なコミュニケーション方法はSlackやGoogle Meetを使用しています。(QAチームに限ったことではないですが)
さらにリモートワークで人と会う、話す機会が少なくなったので毎日チーム内でGoogle Meetで夕会を実施しています。
夕会の冒頭では少し雑談コーナーがあったりします。和気藹々とした雰囲気なので他チームからも人気があるそう!

f:id:hey_mary:20211022171530p:plainf:id:hey_mary:20211022171539p:plainf:id:hey_mary:20211022172606p:plainf:id:hey_mary:20211022172614p:plain

また、テキストベースでの会話(slack)で伝わりにくい場合はMeetで自由部屋を設けているので、口頭で話したい場合はこちらを利用したり臨機応変に対応しています。

デメリットとメリット

デメリット

まずメンタル面で言うと、QAチームは黙々と作業することが多いので息抜きにメンバーと会話するなどのことがなく、ストレスに感じてしまうこともあります。
中には家だと緊張感がなくパフォーマンスが落ちるというメンバーも過去にいました。

テストに関してだと、やはりテスト環境に困る場合が多いです。
例えば、端末をそれぞれ持ち帰っているので誰がどの端末持っているかでテスト実施するアサインの調整が難しかったり、この機材は会社にあるから出社しなければならないなどリスクが伴う場合があります。
ただ、「この環境下だったらテストできないからしない」のでは「品質」を担保するどころか、下げてしまう可能性があります。なので私たちは逆にこの「リモートワークという環境だからこそできること」は何かを考え、品質の維持と向上を目指しています。

メリット

コミュニケーションが主にテキストベースになっていてパフォーマンスが落ちがちと思われる一方、その分「どうやったら伝わりやすいか」「こうやった方がやりやすいのではないか」など、みんなで試行錯誤してチーム内の品質向上にも励むようになりました。
その他にもチーム内の雑談(アイスブレイク)やワークを開いたり、チームの絆を深めていっています。
テストに関しては、自宅だからできることがあります。まず、メンバーそれぞれ住んでいる場所や環境が異なるので多種多様なパターンのテストを実施することができます。これは、会社でテストするより自宅で実施する方が多少加盟店さんに状況が近い環境でテストできているかなと思います。
現在こういう状況だからこそ、テスト環境を有効活用していきたいと心懸けています。

新メンバーの受け入れ

新しい仲間を受け入れるには、QAチームではどうやっているのかご紹介します。
私たちは、入社〜受け入れ期間どのようなスケジュールでどんな業務を行うのか事前に資料を準備しています。

f:id:hey_mary:20211025105848p:plain
受け入れプラン資料
業務をやっていく中でもちろん「この方がやりやすい」、「このやり方はわかりにくい」など思うことは人それぞれだと思います。そこについては常に新メンバーとコミュケーションを取るようにし、その人に合った受け入れ方法に変更したり臨機応変に対応していきます。
Meetで新人さんとメンバーは常に顔を合わせるようにしていますし、朝会や夕会、その他自由に話せる場など設け新メンバーが少しでも早く馴染みやすくなるような環境を目指しています。(なんでも話せるアットホームなチーム作りに取り組んでいるのもQAチームの強みです!)
また、チーム内でウェルカムランチや歓迎会(いずれもオンライン)も実施しています。歓迎会はお酒とお弁当が自宅に届きますよ!(nonpi foodbox)

なんでも困ったことなど、チームみんなでサポートしていくのでご安心ください! herp.careers


こんな状況でもチーム一丸となって、これからも「品質」と向き合っていきたいと思います。