STORES Tech Blog

こだわりを持ったお商売を支えるプラットフォーム「STORES」の開発チームによる技術ブログです。

こだわりを持ったお商売を支えるプラットフォーム「STORES」の開発チームによる技術ブログです。

STORES 予約 開発チームの価値観・開発フロー・採用の特徴について考えてみました

2021 年 1 月、Coubic が hey に吸収合併される形で「STORES 予約」というプロダクトが hey の中にできました。

3 ヶ月(実際には昨年の 10 月から開発チームは hey オフィスで働いていたので 6 ヶ月)経った今、改めて今の予約チームの価値観や開発の進め方、採用の進め方についてお話してみます。

チームの価値観

まずは、チームの価値観について。

hey 全体の中で各チームはかなり違う毛色を持っており、EC では「わいわい」、決済では「オトナ」という単語が社内的にはよく使われています。

一方、僕ら予約のチームには「やんちゃ」という単語がよく使われています。

これはそれぞれのプロダクトが元々 STORES.jp, Coiney, Coubic と別々の会社であったことに起因している部分が大きいと考えています。hey として 1 つの会社になった後も、全体としての方向性や文化の統合はありつつも 1 つひとつのプロダクトを大事にし、その在り方を尊重している顕れではないかと考えています。

予約チームの「やんちゃ」という単語はどちらかというと悪い意味で使われることが多いのですが、hey の中ではネガティブな意味で使われてはいません。むしろ予約チームの責務として「子供らしい破壊的なチャレンジ精神」であったり「嫌なことは嫌と言う」「元気に駆け回る」といったことが求められているのだと解釈しています。 (実際、僕ら予約チームのシニアマネージャーである佐藤 (sa2dai) は、CTO 室の中で「特攻隊長」と呼ばれています)

このように、hey の中でどんどん新しい取り組みや、既存の取り組みの中で「これはもっと良くできるんじゃないか」と感じたところにどんどん首を突っ込んでいくのが予約チームのスタイルであり価値観です。
また、お互いの意見やスタイルを尊重しつつも「あるべき姿」を見据えて白熱した議論をしたり、間違えた時は「ごめんなさい」と言えるのも予約チームの価値観と言えるでしょう。

どのように開発を進めているのか

一方で、開発の進め方は意外と堅実です。「役職」には拘っていない一方で、責任の不在や実効性に乏しくなるのを避けるために「役割」は明確化しています。

以下の図は、僕がエンジニアリングマネージャーをやらせてもらう時に作った図です。エンジニアチームを回していく際、多くのチームで必要とされる役割に対して誰が最も効率的にその役割を担ってもらえるかを考えながら作ったものです。

f:id:stores-tech:20210402103922j:plain表 1: 役割分担 *1

f:id:stores-tech:20210402104004j:plain図 1: 役割ごとの関わり *2

一人ひとりの負担を減らしつつ、主体性を持ってチームの運営に関わっていって欲しい。という、僕の期待が大いに反映されたものになっています。役割が「分散」されることによって知識の一極集中が避けられたり、役割が「明確化」されることによって質問先が明確になるなど、組織として良い循環ができあがってきていると感じています。

一方でチームの外側を見た時、予約チームが主に関わるのはプロダクトを一緒に進めていく「STORES 予約」事業のメンバー、そしてテクノロジー部門となります。
ここに対してもある程度役割を明確化して、他のチームの情報を取りこぼしなくチーム内にシェアしていく取り組みを行っています。また、他のチームとの距離感をなるべく縮めて連携の密度を上げることで、同じ目標に向かって伴走できるようにしています。

実際に「STORES 予約」事業は大きく「Sales」「Customer Success」「Customer Support」「Marketing」「Product」の 5 チームからなっています。そのため、この 5 チームのマネージャーが週に一度お互いの状況を共有する「プロダクト会」というものがあります。 ここで決まった内容や相談事項は、スプリントプランニングの際にプロダクトマネージャーから共有するようにしています。また、これを受け、しばらく先の未来にどのようなことが起き得るのかなどを開発チームと共有・議論するようにしています。

また、お客様の声をダイレクトに聞いている CS 両チームとも毎週状況の共有や相談する場を設けています。ここでは「今どのようなことがお客様をサポートする上で課題となっているのか」や「プロダクト側で加えた変更がお客様にとって違和感を感じるものになっていないか」など、現場同士の温度感を伝え合い、同じ目標に対して一緒に取り組むことができるようにしています。

日頃の開発フロー

開発フローは 2 週間で 1 スプリントのスクラム開発をアジャイルベースで行っています。細かいフローは、以下に図を用意しているのですが、スプリントの振り返りとスプリントプランニングを 2 週間に一度、火曜日の夕方に行います。

f:id:stores-tech:20210402104044j:plain図 2: スプリントのおおまかな流れ

このほかに、毎週エンジニアリングを行う上での課題や気付きを共有するための「Engineering MTG」や、お互いの状況を共有するために毎日実施している「daily MTG」も行っています。

また、一般的なスクラム開発とは少し異なる取り組みとして、以下の 2 つを行なっています。
ひとつ目は「お急ぎ便」。これは主に CS / Sales チームが日々お客さまとコミュニケーションをする中でエスカレーションされてくる問題への対応です。重要度判断のルールに基づいて問題を即座に分類し、緊急度やビジネスインパクトの極めて高い事象に対してスムーズに対応できるようにしているものです。
もうひとつは「bug bash day」。お急ぎ便やプロダクト開発の優先順位から落ちたものの中で、1 日でできるような小さいタスクやバグを、スプリントの中の 1 日を使うことで解消させています。

お急ぎ便」については運用実績も長く安定した運用ができているのですが、「bug bash day」は 2021 年 3 月から運用を開始したばかりです。そのためまだまだ運用上の問題も多く、毎回振り返りをしながら、よりチームに合った運用方法を模索している途中です。

生産性をあげるための工夫

生産性を上げるために必要な要素は「心理的安全性」と「(チーム・ソースコード・事業など様々な)見通しの良さ」だと考えています。とはいえ、生産性を上げるための工夫に「銀の弾丸」はありませんので、ここまでで挙げてきた様々な小さい取り組みを総合することが生産性を上げる工夫になっていると考えています。

ですので、敢えて挙げるならば、以下のようなところに気をつけています。

  • 一人に負荷が集中することを避ける
  • 議論を気軽に行える仕組みづくりを行う
  • 3 アウトルールを用いるなどで「めんどくさい」をなくしていく
  • 「めんどくさい」をカジュアルに共有できる環境をつくる
  • ペアプロやモブプロなどを通じて、お互いのソースコードや思考過程を気軽に見ることができるようにする
  • なにかをはじめたりやめることに対して臆病にならない
  • 定期的な振り返りと改善を継続的に実施し、やりっぱなしや作りっぱなしを避ける

採用の工夫

STORES 予約では、働く仲間や環境、コミュニケーション、技術面などを双方で確認することを目的として選考の中に体験入社を設けています。

採用においては、とにかく「素早く、しかしきちんと」を心がけています。また、面接よりもカジュアル面談や体験入社に重きを置いています。

EC や決済に比べると僕らの予約というものは「未来」を扱うので、働く人からした時にどんな価値を提供しているのかがぱっとわかりにくいという欠点があります。ですので、ドメインの理解や我々が目指している世界観や提供したい価値を理解し、共感してもらうこと。また、僕らが日々感じている開発に対しての悩みや「こうしていきたい」という想いを知ってもらい、まずは一日一緒に働いてみたいと思ってもらうことを目標にしています。

ですので、僕や佐藤 (sa2dai) の行うカジュアル面談では「何ができるか」よりも「何をしたいか」「どう解決したいか」「どんな人と働きたいか」を主に聞かせて貰っています。
その上で僕らのチームに興味を持っていただき、楽しんで一日体験入社を過ごす中で、お互いの相性や求めるスキルレベルなどのすり合わせを行います。同時に、僕らの課題感が今のソースコードやインフラのどこに起因しているのかなどを見て、一緒に働けるか判断して貰いたいと考えています。

また、この一日体験入社はどう頑張ってもお互いの時間を丸一日拘束してしまう側面を持っています。そのため、その中で最大の効果を出すことができるよう、チームとしてかなり気をつけて設計していますし、毎回の反省を次に活かせるようにしています。

体験入社の具体的な一日の流れについても、今後ブログでお伝えしていく予定です。

興味を持って貰えると幸いです

この記事で STORES 予約の開発チームや、hey のことを少しでも知って頂くことができれば幸いです。

STORES 予約では現在、以下のポジションを積極採用中です!

もちろん、予約チーム以外でも様々なポジションを採用中です。hey 全体の採用情報はhello heyを是非ご覧ください。